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学び方を学べ!ドラゴン桜公式メルマガ

2018年9月17日(月)

【Vol.045 取材記事・コラム版】

 

月曜日7時・木曜日0時の週2回配信

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国語力アップのヒミツとは?

大人にも効果的!国語力向上のコツに迫る!

そもそも、国語力って一体何?

詳しくは連載『キソ学力のひみつ』にて!

 

 

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◇目次◇

 

1.今週の一言

 

2.【連載】

朝日小学生新聞&朝日中高生新聞コラボ企画

2020年教育改革・キソ学力のひみつ

 

3.【連載】

「はみ出し者の18歳」Vol.3

ギャンブラー・作家 森巣博

 

4.【連載】

トッププロの学び方

将棋棋士・渡辺明さんインタビュー

 

5.ドラゴン桜流東大合格法

 

6.編集後記

 

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1.今週の一言

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夢は本当に必要なのか?

(三田紀房『個性を捨てろ! 型にはまれ!』より)

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 無責任な大人たちは、子どもや若者たちに対して、それが当たり前のことであるかのような顔をして「若いうちは夢を持て!」と言う。

 そして、夢を持つことの素晴らしさ、夢をかなえた人の偉大さ、夢をあきらめた人の悲惨さを、これでもかというほど説きまくる。

 もちろん、こんなことを説いている大人たちの大半が、自分自身の夢については棚に上げている。

 こんな風潮が正しいのかどうか、僕にはうまく判断ができない。

 僕の率直な気持ちを言ってしまえば、

「夢って、本当に必要なのか?」

 ということに尽きる。

 それは多少オーバーだとしても、少なくとも大人たちが「夢を持て!」なんて押しつけるものではない。

 

 僕が若いころは、しっかりとした幸せの『型』があった。

 勉強をして、いい高校に入って、いい大学に入って、大きな会社に就職する。

 そんなレールの上を走っていけば、幸せが待っていると教えられてきた。会社の業種なんて関係ないし、営業でも事務でもなんでもいい。とにかく大きな会社に入れば、それで幸せな将来が約束されていた。

 極端な話、就職課の先生から「ここに行け」と言われたら、「まあ、そこそこ有名な会社だし、これでいいか」と従うような状態だった。

 そして結婚して、子どもをつくって、郊外に小さな家を買って、定年まで同じ会社でずっと暮らしていく。

 面白いとか面白くないとか関係なしに、それがスタンダードな幸せの『型』だったのだ。きっと昭和40年代に思春期を過ごした人なら、素直に納得してくれるだろう。

 ところが、いまの大人たちはただ「夢を持て!」と説く。

 日本人は個性がないとか、そんなレールに乗っかってちゃダメだとか、いかにも若者たちの自意識をくすぐる言葉を投げかける。

 そんなことを言われたら、なんとなく「人と違うことをしなきゃ」とか「普通の会社に行くようじゃダメだ」とか考えてしまう。とにかく「デッカイこと」を考えないといけないんだと思ってしまう。

 ワケのわからない「夢」が、強迫観念となってしまうのだ。

 その結果どうなるか?

「やりたいことがわからない」

「自分の夢がわからない」

「でも、普通の会社には入りたくない」

 そう、フリーターやニートになってしまう。これは当然の流れだろう。

 フリーターもニートも、ある意味では「夢」を押しつけた(あるいは商売として売りつけた)大人たちが生み出したものなのである。

 

 その意味で僕は、終身雇用の年功序列制を大いに支持したい。

 成果主義とか実力主義とか、カッコつけた言葉はいらない。いま必要なのは「これに乗れば大丈夫」というレールなのだし、それを可能とするシステムの再構築なのだ。

 もちろん、利益を一箇所に集中させて再分配する終身雇用や年功序列というのは、ほとんど社会主義のようなものなので、怠けるヤツも出てくる。

 だから、そこのチェック機能と再分配の方法さえしっかりしていれば、これほど日本人にピッタリなシステムもないだろう。

 

 いい大学に行きたい。

 大きな会社に入りたい。

 そして出世のレールに乗っかりたい。

 これは立派な夢だ。

 漫画家をやってる僕が言うのもヘンだけど、アーティストになったり、マスコミ関係者になったり、ベンチャー起業家になるだけが夢ではない。

 だから、いま「夢を探している」「やりたいことを探している」「本当の自分を探している」という人は、もうその時点で人生を間違っていると思ったほうがいい。

 それは夢という言葉に足を縛られて、身動きが取れなくなっているだけだ。

 夢は、必ずしも必要なものではないし、夢なんかなくても幸せになることはできる。自分を押しつぶすだけの夢なら、とっとと捨ててしまうことだ。

こだわりを捨てれば身軽になれる!

 

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2.【連載】

朝日小学生新聞&朝日中高生新聞コラボ企画

2020年教育改革・キソ学力のひみつ

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「教育改革」を掲げ、学校や受験の現場が大きく変わる2020年まであと1年半。主人公・桜木がナビゲーターとなり、新しい時代に求められる学力や学習法を紹介していきます。小学生&中高生の子どもを持つ保護者の方、必読!

 

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国語力を分析してみる 

 

前回、国語力をつけるための本『国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニング』から、例題を解いてみた。初歩的な問題なので「できない」ということはないだろうが、大人がやっても意外に手こずり、頭を使う。この疲れこそ、われわれがいかにふだん国語力を働かせたり、鍛えたりしていないかの証左だ。著者の坂本聰さんに、話を聞いてきたぞ。

 

「国語の力とは何でしょうか。それが明確になっていないから、文章読解問題をどう解くか、どう教えるかもあいまいになってしまうのだと思います。

 

私が考えるに、国語力とは、次の三つから成り立っています。理解力、比較力、表現力です。

 

ふだん私たちは、知らずに身につけた『慣れ』によって、読んだり書いたりしています。これら本来の国語力を活用せずとも、日常ではたいていなんとかなってしまいますからね。でも、それでは国語力は伸びない。やっぱり、意識的にトレーニングする必要があるのです」

 

 

「媒体変化」で「わからない」に気付く 

 

そこで、国語力を磨く最も効果的なやり方として、お絵かきトレーニングがあるというのだ。

 

「絵から文へ、そして、文から絵へ。私が提唱する国語トレーニングでは、同じ内容のものごとを、絵と文の両方で表現できるようになることを目指します。

 

絵→文、文→絵と操作することを、『媒体変化』と言います。媒体変化を実際にやってみると、その人が、何をどこまで認識できているかが、はっきりとわかります。絵を見て読み取れなかったものは、文章に変換できませんし、文を読んで理解できなかったことは絵に描けるわけもありませんからね。つまりは、理解力が磨かれていく。

 

自分が何をわかり、理解できているのか。どこがわかっておらず、理解できていないのか。これをはっきり認識することは、何かを学ぶうえでの第一歩です。

 

絵→文、または文→絵と置き換えていく作業とは、いわば『理解のプロセス』のレッスンです。提示された内容を小さく分解して、その一つひとつを読み解いていき、わからないところが出てきたらそこは入念に読み解き直し、すべての要素を『わかる』にしていくわけですから。

 

繰り返しトレーニングすれば、ものごとを丁寧に読み解いて、理解する方法が身につけられます。この方法論は、国語の読解力を伸ばしてくれるのはもちろんのこと、どんな教科の勉強にも当てはめられます。

 

もっといえば、大人が何か思考をするときや仕事を進めるうえでも、たいへん有用となります。小学生から年配の方まで。老若男女にお絵かきトレーニングを勧めたいゆえんです」

 

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『国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニング』

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坂本聰 

1972年、東京都生まれ。一橋大学商学部卒業。大学やサラリーマン時代に、「思考力」「コミュニケーション力」の重要性を痛感する。99年、国語指導をベースにした現代の寺子屋、考学舎を設立。2015年、まちのまなび処(東京都墨田区)開設。高校在学中にベルギーに留学した経験などをふまえ、独自のカリキュラムを提供している。昭和医療技術専門学校特任教授(日本語表現法、思考法)。主な著書に、『国語が得意科目になる「お絵かき」トレーニング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。

 

 

(次号へつづく)

 

 

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3.【連載】

「はみ出し者の18歳」Vol.3

ギャンブラー・作家 森巣博

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もがきながらも自分の頭で思考する、「はみ出し者」の青春時代に迫る本連載。今回は、伝説のギャンブラー兼作家の森巣博さん。今回はQ&A形式で、森巣さん自身の18歳の経験から、若い人たちへのメッセージまで、さまざまな質問に答えていただいた。修羅場で生まれた哲学を、心して聞け!

 

■プロフィール

森巣 博(もりす・ひろし)

1948年、日本生まれ。雑誌編集者・記者を経て、1975年、ロンドンのカジノよりゲーム賭博を生業とする。現在は、オーストラリアを拠点とする国際的な博奕打ち。

 

 

■4話/あなたはあなたのままでいい