学び方を学べ!ドラゴン桜公式メルマガ

2019年6月10日(月)

【Vol.121 取材記事・コラム版】


月曜日7時・木曜日0時の週2回配信



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こんにちは!担当編集まほぴです。

今週も #ドラゴン桜メルマガ をお楽しみください!


◇目次◇


1.

探求が新たな学びを生む!

生物学者・福岡伸一さんインタビュー


2.

はみ出し者の18歳 

サーカス・プロデューサー

田中未知子さん

3.

アウトプットが人生を変える!

スキマ時間でできるSNS発信術

第23回「脳内物質から化学的にひもとく最強のアウトプット方法」

4.

角田陽一郎の最速で身につく勉強法

「戦争の日本史」

なぜ日本は戦争へ進んだのか?を考える

5.

目指せ年間100冊!

最強の読書法『ペア読書』

第15回「ペア読書の目的の一つは、ペア読書できない本に出会うこと」

6.

徹夜しないで人の2倍仕事をする技術

三田紀房流マンガ論


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1.

探求が新たな学びを生む!

生物学者・福岡伸一さんインタビュー

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桜木建二が教える 大人にも子供にも役立つ

2020年教育改革・キソ学力のひみつ


桜木建二がインタビュアーとなって

さまざまな分野の「学びのプロ」に話を聞く本連載。

6月は『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』などの書籍でも知られる、

生物学者・福岡伸一さんのインタビューです!

 



■四則計算ができていれば十分


 「数学はすべての学問の基礎であり重要なものですが、研究の世界の主流はむしろ理科なのだということは、はっきり申し上げておきましょう。


 そして理系分野において、私が携わる生物学は、最も大きなフィールドであることも明示しておきたい(笑)。生物学には医学も含まれますから、領域としてはひじょうに大きいのです。


 生物学を学び研究するうえでは、高度な数学的知識など必要なくて、じつは基本的な四則計算ができればたいてい事足ります。少なくとも、微分積分に通じていなければならないといったことはありません。


 ですから小中学校や高校で、いま算数や数学に苦労している人も、『自分は生物学のような理系の分野に進むのは無理だ』なんて思う必要は、まったくありませんからね」



■文系学生にも理系センスのある人がいる


 そういうものかと、すこし安心するものだな。

 福岡さんは現在、青山学院大学総合文化政策学部の教授職に就いているのだが、文系学部の学生と話していて「この人は理科系のセンスを持っているな」と感じることも多いそうだ。


 「とくに生物系は、求められるのがアーティスティックな感覚だったりします。


 たとえば細胞を研究するとき、細胞一つひとつは微小なので肉眼では見えず、顕微鏡を用います。ただしごく小さいとはいえ、そのまま顕微鏡で見るには厚みがありすぎる。そこで薄切りにして切片をつくります。


 そうした切片を観察するときには、これは細胞をどの角度で切った断面なのか、脳内でうまく像を描ける力があるとたいへん重宝します。


 いわばCTスキャナーが頭の中に備わっているような能力が、生物学ではとても大切なのです。


 この力は、微分積分がスラスラできるような数学的能力というよりは、石膏デッサンがうまく描けるといった芸術的才能のほうに近い。


 この一点を見ても、数学ができないから理科系には向いていないなどと言えないのがよくわかります」


 ならば理科系を目指すにしても、文系科目や芸術的感性を養うことに重点を置いて準備をすればいいのかといえば、そうもいかない。


 「実際に生物学者になるためには、受験で数学の点数をしっかり取って理科系の学部に進まないと、スタート地点にも立てないという現実はありますからね。

 
 受験制度という壁があるのなら、そこは少し我慢して乗り越えていただくよりほかないでしょうか。


*   *   *

 

福岡伸一 

1959年9月29日、東京都生まれ。生物学者。青山学院大学総合文化政策学部教授、ロックフェラー大学客員教授。京都大学大学院で学んだ後、米国のロックフェラー大学やハーバード大学で研究活動をおこなう。京都大学などで教鞭を執り、現職。おもな著書に、『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』などがある。


☆この連載はLINE NEWS「朝日こども新聞」(月、水、金 8:30配信)でも配信されています。LINEアプリ(news.line.me/about)をインストールして「朝日こども新聞」を検索! 

https://www.asagaku.com/

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2.【連載】

はみ出し者の18歳 

サーカス・プロデューサー

田中未知子さん

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ルールに従うだけの生き方をやめ、

広い世界に飛び出して成功した「はみ出し者」たち。

彼ら・彼女らにも、18歳という時代があった。


もがきながらも自分の足で歩く、「はみ出し者」の青春時代に迫る本連載。

今回は、日本でただ1人「サーカス・プロデューサー」の肩書きを持つ、田中未知子さんが登場する。

サーカスに出会い、それまでの価値観がガラガラと崩れ落ちたという、田中さんの熱いメッセージを聞こう。


■5話/固定概念を外そう。サーカスが教えてくれたこと。


フランスから帰国した私は、日本で現代サーカスを広める仕事を始めます。越後妻有大地の芸術祭をはじめ、呼ばれればどこでも飛んでいく。たくさんの地域で現代サーカスのプロデュースを行い、失敗も経験しながら、ノウハウを身につけていきました。


その中の1つ、「瀬戸内国際芸術祭」がきっかけで、私の放浪生活は終わります。このときに滞在した香川県に、根をおろすことにしたのです。気候が温暖で活動できる時期が長いこと。伝統文化が息づき、アートを受け入れる素地があること。また、芸術祭で「まだまだやり残したことがある」と思ったのも、移住の決め手になりました。


2011年、香川県の山あい、高松市内に「瀬戸内サーカスファクトリー(SCF)」を立ち上げます。まずは地元の人たちにサーカスを知ってもらおうと、現代サーカスの動画の上映会やお話会を何度も行いました。


でもやっぱり、サーカスの魅力って観てもらうのが一番なんですよね。2012年、地元の高松琴平電気鉄道の「ことでん仏生山工場」を使った、『100年サーカス』を企画、実演。ここで手応えを得て、地域のあちこちで現代サーカスの舞台やフェスティバルを開催していきます。


例えば、国の登録有形文化財「琴平町公会堂」をメイン会場にした「こんぴらだんだん」というフェスティバル。このときは古い公会堂の前庭に、空中ブランコを設置しました。その場所は昔、芸能の舞台としてにぎわった歴史があります。今はすっかり寂しくなった公会堂の上を、勢いよくブランコ乗りが横切っていく――。


この公演を見た人が、「公会堂の見方が変わった」と言っていて、嬉しくなりました。まさに、サーカスってそういうものだから。見慣れた景色の上を人がスイングする。その人がいきなり、すごい勢いで自分の頭すれすれのところを通り過ぎたとき、心が動じない人っていないと思う。頭の中で何かがクリックされて、景色が違って見える。それが、サーカスの醍醐味です。


人間って、自分で思うよりずっと、固定概念に縛られています。サーカスの舞台を見ると、人間の身体がもつ圧倒的な自由さ、可能性に触れて、心臓がドキドキします。その感覚は、他の舞台ではなかなか味わえません。「こんなものに出会えた」という、喜び。自分が縛られてきた枠の外に、まだまだ知らない世界が広がっていたという、驚き。


私がサーカスに出会ってからやっているのは、自分の固定概念を外していく作業なのだと思います。それを他の人にも味わってほしくて、企画する作品1つ1つに思いを込めています。いつか、観る人の心を打つ、強い作品を作ってみたい。その人の人生が変わるくらいの……。


SCFの長期的な目標は、今年4月に常設拠点をオープンした塩江町上西を、「面白い場所」にすることです。国内外からアーティストが訪れ、長期滞在して作品を作る。アートを中心に交流が起き、アーティスト、地元のおじいちゃんおばあちゃん、子供も、みんなが刺激を受け、助け合いながら生活する。この小さな地方の山あい、衰退して人が減っている塩江町上西を、そんな「中身のつまった場所」にしたい。


フランスに滞在したときに、実感したことがあります。それは、文化・芸術がパリへの一極集中ではなく、地方都市のすみずみまで毛細血管のように行き渡っていること。どんなに小さい村でも祭典などでアートを味わうことができ、そのおかげで社会全体が生き生きとしている。日本だって、同じことができるはず。そのモデルの1つに、塩江町上西がなれれば素晴らしいと思います。


若い頃は自分には何もないと思っていて、だからせめてフランス語は頑張ろうとか、本をたくさん読もうとか、目の前のことに全力を尽くしていました。その間は不安だったけど、きっといつか何かに出会えると信じて、頑張ってきました。


そして、35歳でサーカスに出会った。遅すぎるように見えるかもしれないけど、出会うために、それだけの時間が必要だったということもある。そして私は今こうやって、サーカス一本の人生を生きています。


だから、もし今、あなたが人生をかける「何か」を見つけていなくても、絶望しないでほしい。きっといつか出会えるし、真剣に生きてさえいれば、何かを始めるのに遅いってことはないですから。



(終わり)



***

 

■プロフィール

田中未知子(たなか・みちこ)

北海道出身。新聞社で勤務していた2004年、フランス現代サーカスの招聘に携わる。数年後、プロデュースの専門家になるために退職、渡仏。2009年に日本初の現代サーカス専門書『サーカスに逢いたい~アートになったフランスサーカス~』を出版。越後妻有大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭2010のパフォーミングアーツ担当をつとめる。2011年に「瀬戸内サーカスファクトリー」の活動を始め、2014年一般社団法人化。


この連載でサーカスを見てみたい!と思った方、ぜひサーカスの公演へ!

こちらの動画でも、雰囲気をお楽しみいただけます。


■「100年サーカス」ダイジェスト

https://youtu.be/ztZt3Otx7gQ




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3.【連載】

アウトプットが人生を変える!

スキマ時間でできるSNS発信術

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第23回

「脳内物質から化学的にひもとく最強のアウトプット方法」



こんにちは!プロ無職るってぃ(@rutty07z)です!



「アウトプット大全」の著者で精神科医の樺沢先生との対談イベントでの気づきを、前回に続きアウトプットしていきます!

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フィードバックを得られることがアウトプットの真の価値

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